「旦那を見るだけでイライラする」
「旦那にむかついて、キレることが多くなっている」
夫への怒りがおさまらなくて、いつのまにか心身ともに疲れて体調を崩す女性もいます。
できれば、夫への怒りを静めて円満夫婦になりたいものですが、旦那のムカつく言動が多いと中々難しいもの。
そこで今回は、
- 旦那への怒りがおさまらない原因
- 旦那への怒りがおさまらない時の6つの対処法
などを紹介します。
この記事を読むと、旦那への怒りをおさめる具体的な方法を知ることができます。
旦那への怒りがおさまらない原因
旦那への怒りがおさまらない原因は、夫のむかつく言動が多いことから、妻の心と身体の状態が良くないなど様々。
ここでは、旦那に怒りがおさまらない原因を6つに分けて詳しく解説します。
①旦那に期待をしている
家族や他人に対してイライラしてしまう原因の1つに「旦那は〇〇してくれるはず」「〇〇して当然だ」と思って、夫に期待してしまうことがあげられます。
期待を裏切られると、自分の判断が間違っていたことを受け止めたり、相手を変えられないことに失望したりするため、怒りの感情がこみ上げてきます。
例えば、夫が仕事の休みの日は家事を手伝ってくれると期待しているのに、家でダラダラしてばかりだとイライラするもの。一方で、「うちの旦那に、家事は無理」と期待していなければ、怒る気持ちも起きなくなるでしょう。
旦那のむかつく言動が変わらなくて怒りがおさまらない時は、「人を変えるのは難しいこと」と考えて夫に期待をしすぎないようにするのがおすすめです。
②夫婦のコミュニケーションが少ない
夫婦のコミュニケーションが少ないと旦那に対する信頼感が少なくなり、怒りがおさまらないということが多くなります。
夫婦関係の良し悪しを評価する上で「信頼残高」という考え方があります。
信頼残高が高い状態であれば、夫にイライラするのが少なくなり許せることが多くなるでしょう。
旦那が妻に対して優しくしてくれたら信頼残高は高くなりますが、もし浮気などをされた場合は信頼残高がゼロに。
旦那の言動によって、信頼残高は増えたり減ったりしますが、コミュニケーションが少ないと増やすことは難しくなります。
平日は仕事が忙しくて話せない、休日も疲れて寝てばかりで旦那と話せないといった状況だと、夫に対するイライラも大きくなりやすいでしょう。
③旦那がイライラしている
旦那がイライラしていれば、その感情はあなたにも伝染してしまい、夫に対して怒りがおさまらないといった状況を作ることがあります。
アメリカにあるペンシルべニア大学のシガル・バーセード教授は「私がほほ笑めば、あなたもほほ笑むだろう。しかし、これはただの模倣ではない。あなたは実際に、その感情を経験するはずだ」と語っています。
よく笑う友達と一緒にいたら気持ちは明るくなりますが、ネガティブなことばかり言う人と一緒にいると暗い気持ちになったことはありませんか?
夫婦で一緒にいる時に旦那がイライラしている様子であれば、あなたも怒りやすくなるのも自然なことと言えるでしょう。

お腹が空いたりしていると、いつもよりイライラしやすくなることがあるんだよなぁ・・・。



人間だから仕方ないけどね。でも、私が原因でないのにkenboが不機嫌だと、こっちもイライラしてくることはある!
④夫婦お互い「してやったのに…」精神がある
夫婦でありがちなのが「~してやったのに」と考えて、お互いにむかついてしまうこと。
「~してやった」には「自分のためではなく、あなたのためにやった」という思いが含まれているため、相手から見返りがないとイライラすることが多くなります。
例えば、夫が「家事を手伝ってやったのに、妻から家事のやり方を意見された」「旦那が体調が悪そうで心配してやったのに、無視された」といった場合、相手から感謝もされていないため、気持ちのすれ違いは大きくなるでしょう。
⑤妻が疲れている
あなたの身体に疲労が貯まっている状態であれば、旦那にイライラしやすくなります。
強度の疲労が6カ月以上続いている状態を慢性疲労症候群と言いますが、症状の1つにイライラがあります。
慢性疲労症候群までいかなくても、疲労があればイライラしやすくなるもの。
疲労をためやすい要因として、
- 共働きなのに、家事や育児のほとんどは妻がしている。
- ストレスで過食してしまう。
- 入浴の時は、浴槽に入らずシャワーのみ。
- 睡眠不足を自覚している。
- コーヒーなどのカフェイン飲料を1日何度も飲んでしまう。
などがあります。
疲労を軽くするのに最も効果がある方法の1つが睡眠。
もし、疲労で旦那にむかつくことが多くなっている自覚があれば、睡眠時間を増やすようにするのがおすすめです。
⑥妻に自信がない
「自信と怒りって関係しているの?」と意外に思われた方もいるかもしれません。
実は自信がなければ、他人に対してイライラしやすくなり、旦那にも怒りがおさまらなくなることが多くなります。
自信がなければ、「〇〇をしなければ、人に嫌われてしまう」「〇〇をしないと、自分の評価は下がる」という思いが人一倍強くなり、常に何かに追われているような感覚になります。
常に追われている感覚になれば、他人のちょっとした言動でもイライラしやすくなるでしょう。
例えば、
- 前に歩いている人が邪魔でイライラする。
- 気の利かない言動をする人が許せない。
- 仕事などで成果が出せない人を「人の足を引っ張る人」と思って、軽蔑する。
などはありますか?
もし思い当たる場合は、何かをしなければ自分は責められる存在であるという自信のなさが、旦那へのイライラの原因になっているかもしれません。
旦那への怒りがおさまらない時の6つの対処法
旦那への怒りがおさまらない時に、感情的になってイライラをぶつけると夫婦喧嘩になってさらに旦那にイライラするといった悪循環が起きるでしょう。
ここで紹介する怒りがおさまらない時の6つの対処法を実践すると、上手く旦那への怒りを鎮めることができます。
①家事や育児に頑張っている自分をほめる
あなたは育児や家事をやっている自分をほめたり、認めたりしていますか?
妻だから家のことはやって当たり前、旦那に感謝の言葉をもらえない。
このような状態では、旦那への怒りがおさまらなくなるのは当然です。
人にほめられるのを待つよりも、自分で自分をほめてみましょう。
自分をほめると、
- 気持ちを安定させる脳内物質セロトニンが分泌し、気持ちが前向きになったり、リラックスできたりする。
- 人から認められたいという欲求が少なくなり、他人の言動が気にならない。
- 自信が回復する。
などの効果があります。
心の中で自分をほめるのも良いですが、ノートに書くのもおすすめ。
ノートに書くことで自分をほめる効果は高まるため、1日3つ以上を目標に自分をほめるポイントを書いていくと良いでしょう。
②旦那にキレる前に愚痴を紙へ書く
脳機能の違いにより、女性は男性よりも感情的になりやすく、旦那への怒りをおさえきれず口論になることは珍しくはありません。
そこでおすすめなのが、キレる前にノートへあなたの気持ちを書きまくること。
テキサス大学のジェームズ・ペネベイカー教授の調査によると、毎日頭に思い浮かぶことを20分紙に書くだけでストレスが改善し、問題解決への行動がとれるようになるとわかっています。
20分の時間をとれなくても、数分でも構いません。
怒りがおさまらない気持ちを旦那にぶつける前に、ノートに書きましょう。
可能であれば旦那への怒りに関係なく、気持ちをノートに書くことを習慣化することで、ストレスをため込まない体質になっていくのでおすすめです。
③怒りがおさまらない気持ちを上手に伝える
自分の気持ちをノートに書いたり、少し時間を置いたりすることで冷静になれたら、その気持ちを夫に伝えてみましょう。
怒りの原因となった旦那の言動が解決できなかったとしても、夫婦お互いの気持ちを否定せずに伝え合うことで、怒りや不安といった感情は小さくなります。
旦那の言動が解決できなくても怒りが小さくなる理由は、自分の感情を伝えても相手が受け入れてくれたという安心感が生まれるため。
怒りがおさまらない感情を旦那に伝える時は、
- 夫婦喧嘩をすることが目的でないと伝える。
- 夫婦お互いに否定はしないと約束をする。
- 話をさえぎらずに、最後まで話しを聞く。
などを事前に約束すると、上手く気持ちを伝えることができるでしょう。
④旦那にお願いしたいことをメモ書きにする
「家事や育児を手伝ってほしい」「〇〇な言動をやめてほしい」という場合は、それを紙に書いて旦那にお願いしましょう。
男性は女性と比較して話を聞くのが苦手で、数日前の妻の話を忘れてしまい夫婦喧嘩になるのはよくあること。
お願いしたい内容をメモ書きにして旦那に渡すと忘れることも少なくなり、やるべき行動も明確になるため、男性としても助かります。
ただし、一方的にメモ書きを渡しても反発されてしまうため夫婦で話し合いをして、その時の結果と合わせてお願いごとを紙に書いて渡すようにしましょう。
⑤感謝の言葉を伝える
旦那への怒りがおさまらない状態になれば、夫婦で感謝を伝え合うことも少なくなります。
夫へのイライラする気持ちはあるとは思いますが、感謝できることはないでしょうか?
相手に感謝をすると、
- 他の夫婦と比較することが少なくなり、ネガティブにならない。
- 妻のことを考えない旦那の言動が少なくなり、夫婦関係が改善する。
- 旦那からも感謝されることが多くなる。
などのメリットがあります。
可能であれば、あなたから「夫婦お互いに感謝を言葉で伝えてみない?」と提案すると、男性からも感謝を伝えやすくなるのでおすすめです。
⑥夫婦で交換日記を始める
旦那への怒りがおさまらないのは、「お互いに何を考えているかわからない」のが理由になっていることが多々あります。
本来であれば普段からコミュニケーションをして夫婦お互いの理解を深められたら良いのですが、旦那にイライラしていれば、会話するのも難しいですよね。
そこでおすすめなのが交換日記。
交換日記をするメリットは、
- 日記を書く時は冷静になれるので、夫を傷つける言葉を避けて自分の気持ちを伝えることができる。
- 生活リズムが合わなくてコミュニケーションがとれなくても、定期的にお互いの気持ちを知れる。
- 夫婦喧嘩になった時も交換日記を継続することで、早期に仲直りできる。
などがあります。
交換日記を始める前に、ある程度ルールを決めておくのがおすすめです。
例えば、「相手の人格を否定するようなことは書かない」「最低でも1週間に1回は日記を書く」などを決めておくと交換日記を継続しやすくなるでしょう。
⑦むかつく旦那の言動は無視する
夫婦で話し合いをしたり、注意をしたりしても旦那のむかつく言動が改善されない場合は意図的に無視するという方法があります。
旦那がイライラした言動をした時に無視すると「なぜ、妻は自分を無視するのだろうか?」と考えさせるきっかけになるでしょう。
ただし、鈍感な夫に対しては効果が小さく、無視をすると怒り出す男性もいるので注意が必要です。
仮面夫婦(※1)ではなく夫婦関係を改善したいと考えている場合、無視は最終手段であると考えておく方が良いでしょう。
(※1)仮面夫婦とは…「人前では仲良しを演じながら、実際には夫婦関係が冷え切っている」夫婦のこと。
私達夫婦の体験談~怒りがおさまらない時にしていたことは?
筆者も結婚して数年がたち、新婚期は卒業。今は子供が1人いて、時々夫婦で口論になることもあります。
妻が私にイライラするポイントは、
- 不機嫌になると、妻や子供に対して冷たい言動が多くなる。
- 夫婦喧嘩になると話をするのを避けようとする。
- ドライヤーのコンセントを中途半端にさす、スリッパをその辺においておく。
など様々です。
私の妻はおおらかな性格のため、怒りがおさまらないといったことはないのですが、小さなイライラは時々あるようです。
私自身、妻をイライラさせている言動は自覚しているため改善するようにしていますが、長年積み上げてきた習慣のため同じ失敗を繰り返すことも…。
そんな時、妻は「私が厳しい口調で注意すると、余計に不機嫌にさせるから、指摘する時は言葉を選ぶようにしている」と話してくれました。
また、夫婦で交換日記をしているため、どうしても改善してほしい言動がある場合は、日記でも伝えるようにしています。
違う環境で育って、性別も違う2人が一緒に生活するのだから、イライラしたり、むかついたりすることをゼロにはできません。
イライラの原因となる言動を放置せずに、お互いに歩みよって感謝を伝えるのが、仲良し夫婦を継続できる大切なポイントだと実感しています。
まとめ~おさまらない怒りを旦那にぶつける前に深呼吸
旦那への怒りがおさまらない原因は、
の6つありました。
旦那に対する怒りの原因は様々ですが、妻が感情的になってキレてしまったら逆効果。
旦那が反発してきて、夫婦喧嘩になり、さらにあなたはムカつくことに…。
もし、あなたがキレそうになったら、その場から離れて一度深呼吸をしましょう。
深呼吸すると少し冷静になれるので、そこで旦那への怒りがおさまらない時の6つの対処法を実践するのがおすすめです。
この記事を参考にすると、旦那への怒りがおさまらない気持ちから解放されて、円満家族になることができます。
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