「共働きなのに、私ばかり家事をしてイライラする…」
「旦那が休みでゴロゴロしている…。私が家事をしている姿を見て何も感じないの?」
家事をしない夫にイライラしている女性は多く、時には家事や子供のことを忘れて気分転換をしたいこともありますよね。
一方で夫に家事の協力を依頼しても、応じてくれない男性も少なくありません。
旦那を上手に扱って、家事を手伝ってもらえるようにするにはどうしたら良いか?
そこで、この記事では
- 家事をしない夫の心理7つ
- 家事をしない夫へのおすすめ対処法6つ
などを紹介します。
この記事を読んでいただき、夫の心理を理解し、家事を手伝ってもらう方向に上手く運んでいきましょう。
家事をしない夫の心理7つを解説
家事が手伝える旦那にするためには、家事をしない夫の心理を理解するのがおすすめです。今から紹介する、家事をしない夫の心理7つを押さえておきましょう。
①妻よりも収入がいいから家事はしない
夫の中には、妻よりも収入がいいから家事をしないという心理を持つ人がいます。
なぜこのような思いが生まれるのでしょうか?
男性の脳は狩猟本能が強く、現代では「狩り=収入」ことであり、多くの収入を得たら自分の役割を果たしていると考えている方が多いです。
そのため、「妻よりも稼いでいるのだから、夫としての役割は果たしている」という心理が生まれて、家事や育児に協力しなくなるケースが出てきます。
特に旦那が高収入な仕事をしていたり、妻が正社員でなくパートで働いていたりする夫婦は、夫が家事をしなくなる傾向が強くなるでしょう。
②家事は女性がやるべきものと思っている
女性の社会進出が進んできている現代にも、家事は女性がやるべきものという古い価値観をもっている夫もいます。
家事は女性がやるべきものだと考えてしまう背景には、今まで育ってきた環境が関わっており、
- 自分の母親は、全て家事と育児をしていた。
- 父親が仕事で忙しく、自宅にほとんどいなかった。
- 母子家庭で、父親がいなかった。
などがあれば、女性は家事がやるべきものだと思い込みやすいでしょう。
逆に言うと、筆者の場合は母親に「男性であろうと、自分のことは自分でやるのが当たり前。家事も男女関係なし。」と育てられたため、家事は夫婦で協力してやるべきものと考えています。
③家事が苦手でやる気がしない
人には苦手なものを避ける性質があります。夫が家事に対して苦手意識があるケースでは、妻に家事は全てお任せ状態になりやすいでしょう。
男性は女性よりも合理的な思考を持ちやすく、家事は得意な方がやれば良いという考えをもちやすいです。
特に一人暮らしをしたことがなかった旦那の場合は、家事が苦手な人が多いため、家事に対してやる気が起きない男性が多いでしょう。
筆者も家事の中でも、料理は苦手。運が良いことに妻は料理が嫌いではないため、妻の好意に甘えてほとんど料理を作りません(汗)。
④家事をマイペースにやりたい
突然ですが、バスタオルを洗濯する頻度ってどれくらいですか?
人によって毎日する人もいれば、1週間に1度という方もいるでしょう。
家事も同様で、やり方や頻度について個人差があります。
あなたが「そろそろ掃除をしなくちゃいけない」と感じても、旦那は「まだ掃除をするほど汚れていない」と考えているケースもあるでしょう。
マイペースで家事をやりたいという思いが強い旦那の場合、家事をしなくなるケースも珍しくないです。
⑤妻よりも仕事が長時間で疲れている
先進国の中でも、長時間労働が多いとされているのが日本です。
※厚生労働省のHPより引用。
49時間以上の長時間労働者の割合は、韓国に次いで日本が多い状況です。
家事や育児を手伝いと思っても、仕事をする時間が多ければ家事を手伝うのも難しいですよね。
夫に「休日くらいは手伝ってほしい」と思っていても、休日も家事に協力せずに休むのを優先する旦那もいるでしょう。
あなたの旦那が仕事で長時間労働を強いられている場合は、家事をしないケースが多くなります。
⑥家事をしても文句を言われる
旦那が家事をした時に、
「洗濯物のシワを伸ばさずに干す」
「家具をよけずに見えるところだけ掃除機をかける」
家事をしない夫が手伝ってくれたとしても、意見を言いたくなることってありますよね。
しかし、妻の言動によって夫のモチベーションが下がり、家事をしなくなるケースは往々にしてあります。
なぜなら、男性はパートナーである女性から文句を言われると「自分は無能な男」だと言われている感覚になるから。
自分が無能だと自覚するくらいなら、家事はしないという選択をする夫がいても不思議ではありません。
自分に自信がないと家事の方法を助言されただけでも「文句を言われた」と思うことも…。以外に繊細な男性もいるからね。
kenboも家事のやり方について言われるとイライラすることあるよね(苦笑)
⑦家事よりも一人で過ごす時間を優先したい
男性は休みたいと思っている時はもちろん、それ以外でも一人の空間で過ごしたいという心理があるのはご存知ですか?
誰にも邪魔されない一人になれる場所がある。
これだけでも、男性の精神状態は安定します。
私の友人に2児の父親になってから、マイホームを買った人がいます。その友人は、自分の部屋がないため、トイレにお気に入りのフィギュアなどを置くことで、自分が落ち着ける場所をどうにか作っていました。
結婚して家庭ができると一人になる時間を作るのは難しいもの。
それを受け入れることができずに、イライラしている男性は家事をしない夫になるケースが多くなるでしょう。
家事をしない夫へのおすすめ対処法6つ
家事しない夫の男性心理をおさえたところで、次はあなたの家事負担を減らす方法を考える時です。
あなた一人で家事や育児を抱え込んで悩みが深まれば、最悪の場合は離婚になることも…。
問題が深刻になる前に、今から紹介する家事をしない夫へのおすすめの対処法6つを実践しましょう。
①夫になぜ家事をしないのか話を聞く
家事をしない夫の心理にはいくつかのパターンがありました。旦那の心理状態に応じて、あなたのアプローチを変えるのが効果的。
例えば、旦那が家事をしない原因に「家事をしても妻に文句を言われる」のが原因であれば、夫の家事のやり方に文句は言わない。「妻よりも仕事が長時間で疲れている」のであれば、食器洗いまではしなくてもいいから、食器を下げるまではしてもらうなどの対応が考えられます。
旦那から話を聞く時は、イライラして反論したくなると思いますが、まずは話を聞くことだけに集中しましょう。
あなたが「ちょっと、それは違うんじゃない?」と感じても、一旦は置いておき、旦那の気持ちをしっかり聞いておくと、
- 夫の心理状態に合わせて、家事協力を依頼できる。
- 信頼関係が生まれて、旦那に家事協力を得られやすくなる。
などの効果が生まれます。
家事をしない夫の話に耳を傾けると、家事を手伝ってもらえる可能性をかなり高めることできます。
②家事をして欲しいことを伝える
「忙しそうな私の姿を見たら、家事を手伝うべきだと気づくはず」
「私が家事をしている間だけでも、子供の遊び相手はしてくれるはず」
しかし、あなたが考えるように夫が動いてくれない…。
お気づきかもしれませんが、男性は女性よりも鈍感です。
ここまで言わないとわからないかということまで伝えないと、旦那が夫婦の問題に気づかないケースもあるでしょう。
そのため、家事や育児を旦那にしてもらいたい時はしっかり言葉で伝える必要があります。
家事をしてほしいと伝える時は、ネガティブよりもポジティブな言葉を選ぶと協力を得られやすくなるでしょう。
例えば「料理をしないんだから、食器洗いくらいはしてよ!」ではなく、「食器洗いをしてくれたら、とても助かるんだけど協力してもらっていいかな?」というように声掛けをするのがおすすめです。
③家事の可視化
家事をしない夫は「仕事に比べて、家事って大変じゃないでしょ」「いやいや、俺はもう十分家事をやっているよ」と考えている男性もいます。
家事を依頼する上で大きな効果を発揮するのが、家事の可視化。
男性は論理的な思考が強い傾向があるため、「家事を手伝っていないよね」と言われるだけよりは、表や数字と一緒に説明すると理解を得られやすくなります。
下記の図は筆者の家庭の家事を可視化したものです。
確認すると、妻任せになっていることが多いですよね。
家事を可視化することで、妻の負担と自分が家事をしていないことを自覚できます。
筆者の場合は、妻が育児休暇ということもあり、家事の負担が妻に偏っていますね(汗)妻は「私が育児休暇中で、家にいることが多いからね」とは言ってくれますが、育児には休みなし。
自分の仕事が休みの日は、積極的に掃除や洗濯をしようと思います。
家事の可視化をすると、夫婦で家事に対する気づきが増えて、旦那から協力を得られやすくなるでしょう。
家事を可視化すると男性の「自分は家事を手伝っている」という思い込みを少なくできるね。
]この表があれば、旦那さんも納得して家事を協力してもらえそうだね!
④夫が家事をしたら感謝を伝える
旦那が家事をした時に「ほめる」のも大切ですが、それよりも効果があるのが「感謝」を伝えること。
「ほめる」ことは、どうしても他人を評価するという要素が入るため、上下関係が生じやすく、多様すると相手に嫌悪感を持たれることもあるでしょう。
一方で「嬉しい!ありがとう!」という感謝の言葉は、
- 他者評価の要素がない。
- 人の役に立っているという思いが強くなり、自信がつく。
- ほめるよりも、モチベーションが維持しやすい。
- 感謝を伝えた相手も、ポジティブな気持ちになれる
などの効果があります。
夫が家事をした時に自慢気になっているとイライラするとは思いますが、ぐっとこらえて感謝の言葉を伝えましょう。
男性は単純なので、あなたをもっと喜ばせようとしてどんどん家事を手伝ってくれるようになるはずです。
⑤家事代行サービスや自動家電を利用する
夫に家事を依頼しても協力が得られない場合は、家事代行サービスや自動家電を利用するのも1つの方法です。
旦那の仕事が激務で、休日出勤があったり、体調が悪かったりする場合は家事をしてもらうのは難しいですよね。
現代の家事代行サービスや自動家電の質は高いため、利用することで家事の負担を減らすことができるでしょう。
家事代行サービスはKajifullの比較サイトで確認。自動家電はルンバや食洗器、ドラム式洗濯機がおすすめです。
⑥共働きで家事がつらい時は離婚も検討
今まで紹介してきたことを実践しても、夫が家事をしない。あなたの家事ストレスが解消されず、イライラばかりする。
夫婦共働きで、妻ばかりの負担が大きくなり、気持ちや体力の限界であれば離婚を検討しても良いでしょう。
残りの人生を今の旦那と生活することに嫌悪感しか感じない、メリットを1つも感じないのであれば、夫婦を続けるのは現実的ではありません。
離婚の悩み相談をしているサービスもあるため、家族や友人に相談しづらかったり、具体的に離婚を進めたいという方は、こちらのサービスを利用してみるのも1つの方法です。
まとめ~何もしない夫を変えるにはスモールステップが大切
家事をしない夫の男性心理は、
です。
旦那に家事を協力してもらうには、まずは男性心理を理解しておき、それから夫婦で話し合いをするのがおすすめです。
旦那の話を否定せずに聞いた上で、家事の可視化や分担表を利用しながら、家事の協力を依頼しましょう。
夫が少しでも家事をしてくれるようになれば、感謝の言葉を伝えると、さらに家事を手伝ってくれるようになります。
この記事を参考にすると、あなたが家事や育児に困っている時に夫が助けてくれる幸せな家庭に近づけることができるでしょう。
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